BMW 3シリーズに乗っていると、貧乏なのに無理してBMWを買ったと思われるのかな?
中古の3シリーズを調べていて、新車価格からは想像できないほど手頃な車両を見つけると、こんな疑問を持つ人もいるかもしれません。
たしかにBMW 3シリーズは、新車では簡単に買える価格の車ではありません。
一方、中古車になるとF30をはじめ、現実的な予算で狙える車両がかなり増えてきます。
だからこそ、安くBMWを買えるなら得なのでは?という期待と、安いBMWは故障して結局お金がかかるのでは?という不安が同時に出てくるんですよね。
先に僕の考えを言うと、BMW 3シリーズに乗っているだけで、その人がお金持ちなのか、貧乏なのかを判断することはできません。
重要なのは年収の見栄えではなく、車両代に加えて税金、保険、燃料、車検、消耗品、故障時の修理まで無理なく負担できるかです。
僕自身、いわゆる高給取りというわけではありません。
それでも中古のBMW F30 320i Mスポーツを無理のない範囲で購入し、日々楽しんでいます。
実際に所有していて感じるのは、BMWはお金持ちしか乗れないというほど単純ではない一方、車両価格が安いからという理由だけで飛びつくのも危ないということです。
この記事では、「BMW 3シリーズ 貧乏」と検索しているあなたに向けて、中古3シリーズが安く見える理由、維持できる人と後悔しやすい人の違い、中古車選びで確認したいポイントまで詳しく解説します。
安いBMWを探すことよりも、買ったあとまで無理なく楽しめるBMWを探すこと。
ここを軸に考えていきましょう。
記事のポイント
・BMW 3シリーズに乗っているだけで「貧乏」と判断することはできない
・中古3シリーズは購入価格よりも購入後の維持費まで考えることが大切
・安い車両ほど整備履歴や消耗品の状態を慎重に確認したい
・F30は予算を抑えてBMWらしい走りを楽しみたい人の候補になりやすい
BMW3シリーズは貧乏な人の車なのか
まず整理したいのが、BMW 3シリーズは貧乏な人が見栄を張って乗る車なのかという疑問です。
結論から言えば、そんな単純な話ではありません。
同じBMW 3シリーズでも、新車で購入した現行モデル、数年落ちの認定中古車、10年以上経過したF30では購入価格がまったく違います。
さらに現金で購入した人もいれば、ローンを利用する人もいますし、車以外にどれくらいお金を使っているかも人それぞれです。
車だけを見て、その人の経済状況まで決めつけることには無理があります。
「BMW3シリーズ 貧乏」と検索される理由
では、なぜBMW 3シリーズと貧乏という言葉が一緒に検索されるのでしょうか。
大きな理由のひとつが、新車時のイメージと中古車価格の差だと思います。
BMWは日本ではプレミアムブランドとして認識されています。そのため、街でBMWを見れば高い車という印象を持つ人もいるでしょう。
一方で、中古車市場を見れば、年式が進んだ3シリーズには国産の新車より安い価格で販売されている車両もあります。
外から見ればBMW。
しかし、購入価格だけを見ると意外に手が届く。
このギャップが、無理してBMWに乗っているのでは?というイメージにつながりやすいのかもしれません。
ただし、中古価格が下がっていることと、その車を維持できないことは別問題です。
中古車を合理的に選んで、余裕を残して維持しているなら、それは単に新車ではなく中古車へ予算を配分したというだけですよ。
BMW3シリーズに乗ってる人の実情
BMW 3シリーズは、BMWの歴史の中でも中心的なモデルです。
スポーティな走りと日常で使いやすいボディサイズを両立しており、通勤や買い物だけでなく、高速道路や長距離ドライブまでこなせます。
そのため、3シリーズを選ぶ理由も人によってさまざまです。
ブランドに憧れて購入する人もいれば、後輪駆動をベースにしたBMWらしい走りが好きな人、セダンとしての使いやすさが気に入っている人、中古車の価格と性能のバランスに魅力を感じる人もいます。
特にF30は年式が進み、新車当時より購入しやすくなっているため、初めてBMWを所有する人にとっても候補になりやすい世代です。
ただ、購入価格が下がってもBMWであることに変わりはありません。
タイヤ、ブレーキ、バッテリー、エンジン周辺、冷却系、各種センサーなど、交換が必要になればそれなりの出費になる可能性があります。
つまり、中古なら買えるかだけではなく、中古BMWを買ったあとも余裕を残せるかまで考えている人ほど、長く楽しみやすいと思います。
新車と中古車では価格差が大きい
BMW 3シリーズを中古で検討する大きな魅力が、やはり購入価格です。
2026年9月時点でBMW Japan公式サイトに掲載されている現行3シリーズ セダンは、318i M Sportが688万円からとなっています。
もちろん価格やラインアップは変更されるため、新車を検討するときはBMW公式サイトで最新情報を確認してください。
一方、中古車では年式、グレード、走行距離、整備履歴、車両状態によって価格が大きく変わります。
特にF30のようにモデルチェンジから時間が経過した世代は、現行3シリーズと比べれば購入価格をかなり抑えやすくなっています。
これはBMWの価値がないという意味ではありません。
中古車価格は年式、需要、流通量、走行距離、車両状態など複数の要素で決まります。
新車時には手が届かなかったモデルを中古で狙えることこそ、中古BMWの面白さでもあります。
購入価格が安くても維持できるとは限らない
ここはかなり重要です。
100万円台で買えるBMWを見つけたとしても、100万円台で高級車に乗れるとだけ考えるのはおすすめしません。
中古車の購入価格と、その車が本来持っている部品価格や整備の難易度は別だからです。
車両価格が下がっていても、タイヤ4本、ブレーキ関連、バッテリー、足回りなどをまとめて交換する時期が来れば、支払いが重なることがあります。
さらに年式が進んだ車では、前オーナーがどこまで整備してきたかで購入後の負担が大きく変わります。
だから僕なら、予算を車両本体価格いっぱいまで使い切るより、購入後の整備や突然の修理に使える余力を残します。
買える金額ではなく、買ったあとも困らない金額から車を選ぶ。
中古BMWでは、この考え方がかなり大切かなと思います。
BMW3シリーズで後悔する主な理由
BMW 3シリーズは走りやデザインに魅力がありますが、買う人全員に向いているわけではありません。
思っていたよりお金がかかった、安かったから買ったのに修理が重なったとなれば、せっかく憧れて買ったBMWまで嫌になってしまいます。
購入前に後悔しやすいポイントを知っておきましょう。
維持費を車両価格だけで判断した
最も注意したいのが、車両価格だけを見て予算を決めることです。
車を所有すれば、自動車税、任意保険、燃料代、駐車場代、車検、オイルなどの消耗品にお金がかかります。
さらに中古車では、タイヤやブレーキ、バッテリーなどの交換時期が購入直後に重なるケースも考えておかなければいけません。
BMWだから毎年必ず高額修理になるわけではありませんが、故障や部品交換が発生したときに今月は払えないという状態になる予算の組み方は避けたいところです。
3シリーズの維持費についてもう少し詳しく確認したい人は、以下の記事も参考にしてください。
修理費用をまったく考えていなかった
年式の進んだBMWを所有するなら、故障そのものよりも故障したときにどう対応するかを考えておくことが大切です。
電子制御されている部分も多いため、警告灯が点いたときに原因を自己判断するのはおすすめできません。
診断機を使える整備工場やBMWを扱い慣れたショップが近くにあるだけでも、所有するときの安心感はかなり変わります。
また、正規ディーラーには純正部品やメーカー基準に沿った整備という安心感がありますが、年式の進んだ中古BMWでは専門店を選択肢に入れる人もいます。
どこが一番安いかだけでなく、BMWをきちんと診断できるか、整備内容を説明してくれるかを見ておきたいですね。
整備履歴より安さを優先してしまう
中古BMWでは、同じ年式、同じグレードでも価格差があります。
当然、安い車両は魅力的に見えます。
しかし、数万円、十数万円の購入価格差だけで決めると、購入後に消耗品交換が重なって結果的に高くつくこともあります。
安いから悪い、高いから安心と単純には言えません。
大切なのは、点検記録簿や整備履歴、車検時の交換内容、タイヤやブレーキの状態、警告灯の有無などを確認し、車両価格以外まで比較することです。
僕なら、価格が多少高くても履歴が分かりやすく、販売店から車の状態についてきちんと説明を受けられる個体を優先します。
ローンの月額だけで判断する
中古BMWを購入するとき、月々のローン金額だけを見るのも注意が必要です。
返済期間を長くすれば月額は下がりますが、車はその間にも年式が進みます。
ローンを払いながら車検が来て、さらにタイヤやバッテリーを交換する可能性もあります。
「月2万円なら払える」という考え方ではなく、ローン、保険、燃料、駐車場、税金、整備費を合わせても生活に余裕が残るかを確認してください。
BMWを所有するために日常生活まで極端に我慢するようになってしまったら、せっかくの趣味を楽しみにくくなります。
BMWの中古車を選ぶおすすめポイント

画像引用元:BMW
BMW 3シリーズの中古車を選ぶメリットは、新車より購入予算を抑えながらBMWらしい走りやデザインを楽しめることです。
ただし、中古BMWの場合は、何年式を買うか、どのグレードを買うか以上に、どのように維持されてきた車なのかを見ることが大切です。
走行距離だけで判断しない
中古車選びでは走行距離が分かりやすい基準になるため、どうしても距離の少ない車へ目が向きます。
もちろん低走行には魅力がありますが、走行距離が少なければ無条件で状態が良いとは言えません。
年式に対して極端に走っていない車なら、保管環境や過去の使用状況も確認したいところです。
逆に走行距離がある程度多くても、定期的に点検され、必要な消耗品が交換されてきた車のほうが安心して選べる場合もあります。
走行距離○万kmだからダメと決めるのではなく、整備履歴と現在の状態をセットで見てください。
F30は前期と後期の違いも確認する
中古のBMW 3シリーズでF30を候補にする場合、前期型と後期型の違いも確認しておきたいポイントです。
F30は長い期間販売されたため、途中で外観や装備だけでなく、一部グレードではエンジンにも変更があります。
例えば320iでは、前期型と後期型で搭載されるエンジンが異なる時期があります。
後期だから絶対に安心、前期だから避けるべきと単純に決める必要はありませんが、それぞれの特徴を理解して選べば、購入後の納得感は高くなります。
前期・後期の違いについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
関連記事:BMW F30 320i 前期と後期の違いは?エンジン性能比較
320iと320dは使い方まで考えて選ぶ
3シリーズでは、ガソリンの320iだけでなくディーゼルの320dも中古車市場でよく見かけます。
どちらが優れているかではなく、普段の使い方に合っているかで選ぶことが大切です。
320dは低回転から力強いトルクを得やすく、長距離移動との相性も魅力です。
一方、ディーゼルにはDPFやEGRなどガソリン車とは異なる機構があるため、短距離中心の使い方なら、その特性も理解したうえで検討したほうが安心です。
F30のディーゼルを検討している人は、購入前にこちらも確認してみてください。
関連記事:BMW F30 ディーゼルの故障予防と長期保有のコツ
保証の有無も車両価格と一緒に見る
同じようなBMWでも、販売店によって保証内容はかなり違います。
保証期間だけでなく、対象となる部品、走行距離制限、修理時の条件なども確認してください。
価格の安い現状販売車が必ず悪いわけではありませんが、自分で車の状態を判断する自信がないなら、保証付きの車両を優先するほうが安心しやすいでしょう。
保証に数万円上乗せされても、購入後の不安を減らせるなら意味のある費用になることもあります。
予算が限られていてもBMWを選ぶ理由
お金に余裕がないなら、なぜわざわざBMWを選ぶの?と思う人もいるでしょう。
ですが、車に何を求めるかは人それぞれです。
同じ予算でも、年式の新しい国産車を選びたい人もいれば、多少年式が古くてもBMWの走りやデザインを楽しみたい人もいます。
僕は後者の気持ちもよく分かります。
中古ならBMWらしさを現実的な予算で楽しめる
BMW 3シリーズの中古車には、新車では簡単に手が届かなかったグレードが現実的な価格帯まで下がっていることがあります。
しかも、車両価格が下がったからといって、ステアリングを切ったときの感覚や高速道路での安定感、運転席を中心に作られたBMWらしい雰囲気までなくなるわけではありません。
僕自身がF30 320i Mスポーツを中古で選んだ理由にも、こうした中古BMWならではの魅力があります。
新車で最新モデルを買わなくても、僕にとって十分にBMWを楽しめています。
大切なのは、人からどう見られるかではなく、自分がその車に何を求めているかだと思います。
耐久性は個体の管理状態まで見る
BMWについて丈夫だから中古でも安心、外車だからすぐ壊れると両極端な話を見かけることがあります。
どちらも一括りにはできません。
同じF30でも、新車から丁寧に整備されてきた個体と、必要な整備を先送りされてきた個体では状態が変わります。
年数が経てばゴムや樹脂、バッテリー、足回りなどはBMWに限らず劣化します。
だから中古BMWではBMWは壊れるのかという大きな問いだけで考えるより、目の前にある1台がどんな状態なのかを確認するほうがずっと現実的です。
BMW3シリーズは内装がしょぼい?
BMW 3シリーズについて調べていると、内装がしょぼい、高級車なのに豪華さが足りないといった意見を見かけることがあります。
これは何を高級感と感じるかで評価が分かれやすい部分です。
BMWは、きらびやかな装飾だけで高級感を演出するというより、運転席から操作しやすいレイアウトやスポーティな雰囲気を重視してきたブランドです。
そのため、豪華な加飾を期待して乗り込むと、思ったよりシンプルと感じる人がいても不思議ではありません。
特にF30では、グレードや装備によってシート、トリム、ステアリングなどの印象が変わります。
Mスポーツであればスポーティな内外装が魅力になりますし、Luxury系ならまた違った雰囲気になります。
中古車の場合は新車時のオプションも車両ごとに違うため、グレード名だけで判断せず、実車の内装を見て決めるのがおすすめです。
内装については写真だけで決めず、実際に運転席へ座り、シートの状態、スイッチ類のベタつきや傷、天井、エアコン、iDriveなども確認しておきましょう。
BMW3シリーズGTはなぜ安く見えるのか

BMW 3シリーズGT、型式でいうF34は、通常の3シリーズ セダンとは少し違った立ち位置のモデルです。
BMWは登場時、3シリーズGTをセダンのスポーティさとツーリングの実用性を組み合わせたモデルとして発表しています。
特徴は、クーペのようになだらかなルーフラインと大きなテールゲート、そして広い室内空間です。
一方で、この独特なボディ形状は好みが分かれます。
3シリーズなら普通のセダンがいい、荷物を積むならツーリングがいいと考える人には、GTの立ち位置が分かりにくかった面もあるでしょう。
そのため、中古車で条件の合うGTが安く見つかったとしても、単純に人気がないからダメな車と判断する必要はありません。
後席の広さや荷物の積みやすさを重視しながら、3シリーズらしい走りも楽しみたい人には、むしろ面白い選択肢です。
ただし、セダンとはボディ形状や一部部品が異なるため、購入時にはその車両特有の装備や状態まで確認してください。
3シリーズクーペは安い選択肢なのか
ここは少し整理が必要です。
現在の中古車市場でBMW 3シリーズクーペと呼ばれる車を探す場合、代表的なのはE92などの旧世代です。
F30世代では、従来3シリーズとして販売されていたクーペの後継が4シリーズとして独立しました。
そのため、F30の3シリーズクーペというモデルを探すのではなく、同時代の2ドアクーペが欲しいならF32の4シリーズも候補になります。
一方、E92の3シリーズクーペには今でも独特の魅力があります。
ただ、年式が古くなっているため、車両価格だけを見て安くBMWクーペに乗れると判断するのは避けたいところです。
年式が進んだ車ほど、ゴム類、足回り、冷却系、電装品などを含め、これまでの整備履歴が重要になります。
旧型クーペを選ぶなら、安さよりも状態優先。
このくらいの感覚で探したほうが、購入後は楽しみやすいと思います。
BMWを買うときに確認したいポイント
中古のBMW 3シリーズを買うときは、予算を決めて中古車サイトを眺めるだけでは少し足りません。
同じ価格帯でも、購入後に必要になるお金まで含めると条件が大きく変わるからです。
| 確認する項目 | 見ておきたいポイント |
|---|---|
| 整備履歴 | 点検記録簿や交換履歴が残っているか |
| 警告灯 | エンジン始動後に不自然な警告が残っていないか |
| エンジン | 異音、振動、オイルや冷却水の漏れ跡がないか |
| タイヤ | 残り溝だけでなく製造年や偏摩耗も確認する |
| ブレーキ | パッドやローターの状態、交換時期を確認する |
| バッテリー | 交換時期が分かるか、始動状態に違和感がないか |
| 電装品 | エアコン、iDrive、パワーウインドウなどを実際に操作する |
| 保証 | 期間だけでなく保証対象となる部品まで確認する |
| 試乗 | 直進性、変速、異音、ハンドル操作時の違和感を確認する |
すべてを自分で判断するのが難しいのは当然です。
分からない部分は販売店へ質問し、説明が曖昧な車は無理に買わない。
それだけでも失敗を減らしやすくなります。
可能であれば、購入前点検を相談できるBMW専門店や整備工場を見つけておくのもいいですね。
貧乏でもBMW3シリーズを楽しめるのか
ここまで読むと、結局、お金に余裕がない人はBMWを諦めたほうがいいの?と思うかもしれません。
僕は、そうは思いません。
年収がいくら以上ならBMWに乗っていい、という決まりはありません。
僕自身も高給取りではありませんが、中古のF30 320i Mスポーツを無理のない範囲で購入し、日々BMWのある生活を楽しんでいます。
ただし、僕が大切だと思うのは、BMWを買うために生活を無理しないことです。
欲しいBMWを買った結果、外食も旅行もできない。故障が怖くて車に乗れない。
車検のたびに支払いで困る。
それでは、せっかくBMWを手に入れても楽しくありません。
大衆車ではないが日常でも使いやすい
BMW 3シリーズを大衆車と表現するのは少し違います。
BMW自身も3シリーズをプレミアム・スポーツ・セダンとして位置付けています。
ただ、高級車だから日常では使いにくいというわけでもありません。
3シリーズは、通勤、買い物、高速道路、家族での移動など、普通の生活の中で使える実用性があります。
特にセダンは、スポーツカーほど乗り降りや荷物の扱いに制約がなく、それでいて運転するとBMWらしさを感じられる。
このバランスが長く支持されてきた理由のひとつだと思います。
中古でも満足できるポイントは多い

中古車というと、新車を買えない人が妥協して買うものと考える人もいるかもしれません。
でも、車好きにとって中古車はそんな単純なものではありません。
すでに新車販売が終わっている世代のデザインやエンジンが好きで、あえて中古を選ぶ人もいます。
僕が乗っているF30もまさにそうです。
最新のG20とは装備もデザインも違いますが、F30にはF30の魅力があります。
中古なら車両価格を抑えられるため、状態の良い車を選びつつ、購入後のメンテナンスへ予算を残すこともできます。
最新であることより、自分が好きだと思えるBMWを無理なく所有すること。
それも十分に賢い楽しみ方だと思います。
BMW3シリーズを手に入れる方法
BMW 3シリーズを購入する方法には、現金、ローンなどがあります。
新車ではBMWファイナンシャル・サービスを含め、さまざまな支払いプランが用意されていますが、中古車では販売店によって利用できるローンや条件が異なります。
大事なのは月々いくらなら買えるかだけで決めないことです。
例えばローン返済額をギリギリまで高くしてしまえば、故障やタイヤ交換が発生したときの余力がなくなります。
反対に、購入予算を少し下げて整備費を残しておけば、突然の出費があっても落ち着いて対処できます。
個人的には中古BMWほど、車両価格を限界まで上げるより購入後の余白を残すほうが安心だと思います。
リースについても、初期負担だけで判断せず、契約期間、総支払額、走行距離条件、中途解約、契約満了時の扱いまで確認してください。
BMWを無理なく維持するコツ
BMWの維持費を抑えたいからといって、必要な整備まで先送りするのは逆効果です。
異音や警告灯が出ているのに放置して、別の部分まで傷めてしまえば、結果的に修理範囲が広がる可能性があります。
まずは日常的にタイヤの空気圧や残り溝、液体類、警告表示などを確認し、違和感があれば早めに点検すること。
オイル交換についてもBMWなら必ず5,000kmと固定するのではなく、車両のコンディションや使用状況、メーカーが示すメンテナンス情報、整備士の判断を踏まえて管理するほうが適切です。
また、年式の進んだBMWを長く乗るつもりなら、BMWに詳しい整備工場を早めに見つけておくと安心です。
純正部品だけでなくOEM部品など複数の選択肢を提案してくれる店もありますが、部品は品質や適合確認が重要です。
とにかく一番安い部品を使うのではなく、重要な部分ほど信頼できる部品と整備を優先してください。
任意保険や駐車場代も購入前に確認する
BMWの維持費というと修理代ばかり注目されますが、毎月の固定費もかなり重要です。
特に任意保険料は、年齢、等級、補償内容、車両保険の有無などによって変わるため、BMWなら年間○万円と一律には言えません。
購入候補の車が決まった段階で、実際の型式を使って保険料を見積もっておくと安心です。
都市部なら駐車場代も無視できません。
車両代が安くても、毎月の駐車場代や保険料が家計を圧迫するなら、無理のないBMW生活とは言いにくくなります。
BMW3シリーズを買っても大丈夫な人
自分はBMWを買っても大丈夫なのかと迷っているなら、年収だけで判断する必要はありません。
僕なら、次のような状態なら中古の3シリーズを前向きに検討します。
・車を買ったあとも生活費や貯蓄に余裕が残る
・突然の修理に対応できる予備費を確保できる
・維持費まで調べたうえでBMWに乗りたいと思っている
・車両価格より状態や整備履歴を優先できる
・信頼できる販売店や整備先を探す手間を惜しまない
反対に、頭金を払ったら貯金がほとんど残らない、ローンを払うと毎月ギリギリになる、修理費が発生したら借金しなければ払えないという状態なら、一度予算を見直したほうがいいでしょう。
欲しいグレードを1段階下げる、購入時期を少し先にする、もう少し資金を貯めるという選択もあります。
BMWは逃げません。
焦って状態の悪い車を買うより、納得できる1台に出会ってから買ったほうが、その後のBMW生活はずっと楽しいと思います。
安いBMWほど購入前の確認が大切
中古車サイトで相場よりかなり安いBMWを見つけると、つい今買わないとなくなると思ってしまいます。
でも、そこで一度落ち着いてください。
中古車は1台ずつ状態が違います。
価格が安い理由が単なる販売店の価格設定なのか、走行距離なのか、修復歴なのか、装備なのか、整備が必要だからなのかによって意味はまったく違います。
気になる車両があったら、最低でも整備記録、修復歴、保証内容、タイヤ、ブレーキ、バッテリー、警告灯、車検残、納車整備の内容を確認したいところです。
そして可能なら試乗してください。
写真では分からない振動、異音、変速時の違和感、ステアリングの感触、エアコンや電装品の動作など、実際に乗ることで分かることはたくさんあります。
安いBMWを見つけるのではなく、自分の予算の中で状態のいいBMWを見つける。
似ているようで、かなり違う考え方です。
BMW3シリーズ 貧乏でも楽しむためのまとめ
「BMW 3シリーズ 貧乏」と検索すると、BMWに乗る人の収入や見栄についてさまざまな意見が出てきます。
でも、僕は車だけを見て人の経済状況を判断することには、あまり意味がないと思っています。
大切なのは、あなた自身が無理なく購入し、無理なく維持できるかです。
・BMW 3シリーズは新車では高価でも、F30など中古なら現実的な予算で探せる
・中古価格が安いことと、維持費まで安いことは同じではない
・車両代だけでなく、税金、保険、燃料、車検、消耗品、修理費まで考えて予算を決める
・購入資金を使い切らず、購入後のメンテナンスに使える余力を残す
・走行距離だけで決めず、整備履歴や現在のコンディションを確認する
・F30は前期と後期で仕様が異なるため、年式とエンジンまで確認して選ぶ
・320dはディーゼル特有の機構があるため、自分の走り方との相性も考える
・安いBMWほど保証、タイヤ、ブレーキ、バッテリーなど購入後に必要な費用を確認する
・旧3シリーズクーペとF30世代以降の4シリーズは分けて考える
・3シリーズGTは独特なボディ形状だが、後席や荷室を重視する人には魅力がある
・BMWだから必ず壊れる、BMWなら丈夫という両極端な考え方ではなく、1台ごとの状態を見る
・信頼できる販売店と整備先を見つけておくと中古BMWは所有しやすくなる
・年収の数字よりも、BMWを買ったあとに生活と貯蓄へ余裕を残せるかが重要
僕自身、高給取りではありませんが、中古でF30 320i Mスポーツを購入して日々楽しんでいます。
だから自分にはBMWなんて無理と最初から諦める必要はないと思います。
ただし、BMWに乗るために生活まで無理をする必要もありません。
まずは欲しい3シリーズの車両価格だけでなく、保険料、駐車場代、税金、今後必要になりそうな整備まで含めて計算してみてください。
そのうえで十分な余裕が残るなら、状態の良い車をじっくり探す。
それが、予算を抑えながらBMW 3シリーズを長く楽しむ一番現実的な方法かなと思います。

